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今から始める骨粗しょう症予防-原因と症状

今から始める骨粗しょう症予防-原因と症状

最近よく耳にする病気のひとつ“骨粗しょう症”。男性よりも圧倒的に女性に多く、50歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症だといわれるほど身近な病気です。少し前まではただの骨の老化現象だと考えられてきましたが近年では病的に骨の量や骨密度が低下する“全身的な疾患”だということが明らかになっています。“骨粗しょう症”という名前は知っていても「自分にはまだ関係がない」と思われるかもしれませんが、近年ではダイエットによる栄養不足から若い人の間でも広がっているそうです。そこで今回は、骨粗しょう症の原因と症状についてまとめました。

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骨粗しょう症の原因と症状にはどんなものがあるか

骨粗しょう症ってどんな病気?

“骨粗しょう症”と聞いてイメージするのは“骨がスカスカになる病気”、ということかもしれません。もちろんそれも間違いではありませんが、正確には「骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気」だと定義されています。本来骨も肌と同じように新陳代謝を繰り返していて、古い骨が削られる“骨吸収”と新しい骨が作られる“骨形成”によって骨密度の高い強い骨が常に維持されることになっています。ところが様々な原因で骨吸収と骨形成のバランスが崩れると、新しい骨が作られるよりも削られる量が増えてしまい骨の量が減少して骨が弱くなるのです。
骨粗しょう症のメカニズムとは

骨粗しょう症の原因

ひとことに“骨粗しょう症”といっても原因によって大きく2つのタイプに分類されています。

原発性骨粗しょう症

骨粗しょう症の全体の約9割を占めており明らかな原因となる病気などが存在しない一般的なタイプ

続発性骨粗しょう症

特定の病気や薬などの影響によって二次的に起こるタイプ

原発性骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の患者の90%ほどを占めているといわれる原発性骨粗しょう症は原因になる明らかな疾患などがなく、閉経や老化といった要因で骨量の減少が生じます。

原因1:女性ホルモンの減少

更年期や閉経を迎えると、女性ホルモンの一種“エストロゲン”の分泌が急激に減少します。実は、エストロゲンには骨の代謝の時に骨からカルシウムが溶け出してしまうのを抑える、という大きなはたらきがあります。ところがエストロゲンの分泌が低下することによって、骨の形成が骨の吸収に間に合わなくなり骨量が減ってしまうのです。こうして骨密度が低下し骨がもろくなります。
女性ホルモンが減少すると骨粗しょう症の原因になる

原因2:加齢

歳を重ねていくにつれて、骨を作るために必要なカルシウムを吸収するチカラが衰えていきます。骨も皮膚や他の組織と同じように新陳代謝を繰り返しているのですが、加齢によって新陳代謝が低下し、「骨吸収」のほうが「骨形成」より多くなってバランスが崩れ、少しずつ骨のカルシウムが失われて骨密度が低下していきます。
加齢によって骨の形成が間に合わなくなって骨粗しょう症になりやすい

原因3:栄養不足

加齢によって骨の形成に欠かせない栄養素「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK」などの吸収力が低下してしまい栄養不足になることがあります。また、最近若年層に増えているのは極端なダイエットや偏食、痩せすぎなど骨が成長する時期に必要な栄養が不足していることで骨密度が十分に形成されない場合もあります

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過度なダイエットで栄養が不足すると骨の形成ができなくなる

原因4:生活習慣

デスクワークや家に引きこもりがちな人など、日常的に運動不足の人は骨に適度な負荷がかからないために骨を作る細胞が弱くなっていき骨が衰えやすくなります。また、喫煙は骨に必要なカルシウムの吸収率を低下させルだけでなく、「エストロゲン」の分泌を減少させるといわれています。また、過度な飲酒も骨に必要なカルシウムを排出してしまうといわれているので骨粗しょう症のリスクを高める原因です。
デスクワークなどの運動不足でも骨粗しょう症が起きやすい

続発性骨粗しょう症の原因

続発性骨粗しょう症とは、原因になる特定の病気や薬の影響によって骨量が減少するタイプのものです。

 原因1:病気

骨粗鬆症を引き起こす病気としては「原発性副甲状腺機能亢進症」や「バセドウ病」、「クラッシング症候群」などの内分泌性の病気、さらに「関節リウマチ」・「糖尿病」・「慢性腎臓病」・「動脈硬化」・「COPD」などの生活習慣病が考えられています。これらの病気は骨代謝に関わるホルモンのバランスを崩し、骨を劣化させたり骨量を減らしたりするといわれています。
続発性骨粗しょう症の原因は特定の病気

原因2:薬剤

骨粗鬆症の原因となる薬の代表的なものとしては「ステロイド剤」の長期服用があります。「ステロイド剤」は、アレルギーや喘息の治療薬、関節リウマチの治療薬、膠原病(こうげんびょう)の治療など、さまざまな病気の治療に使用されます。これらステロイドを長期間服用することで骨量の低下が生じる可能性があるといわれています。他にも抗がん剤の「メトトレキサート」や「抗けいれん薬」、「ワルファリン」なども原因となる可能性があります。
続発性骨粗しょう症の原因は特定の薬剤

骨粗しょう症の症状とは?

骨粗しょう症の初期は、自覚症状がほとんどなく気づかないうちに少しずつ進行するといわれています。「骨がもろくなるのだから痛いのでは?」と思うかもしれませんが実際には骨粗しょう症になっても初期の段階では痛みは発生しないことが多いのです。とはいっても病院にかかって骨粗しょう症だと診断される8割以上の患者さんは腰や背中に何らかの痛みを感じているといわれています。

例えば、「立ち上がる時に背中や腰が痛い」とか、「重たいものを持つと背中や腰が痛い」といった具合です。さらに、「まっすぐに立とうとしても背中や腰が曲がってしまう」といった症状なども現れます。これらの症状がさらに進行していくと、「くしゃみをする・物を持ち上げる・手や肘をつくなどのちょっとした衝撃だけで骨折する」、「背中や腰の激しい痛みで起き上がれない」といった重い症状になって介護が必要になることさえあります。
骨粗しょう症の初期は痛みがないが進行すると痛みが出る

骨粗しょう症は身近にある病気

いかがでしたか? 今回は骨粗しょう症の原因と症状についてまとめました。特に女性に多い骨粗しょう症は、加齢によるホルモンの減少以外にも栄養不足や生活習慣などいろいろな原因があることが分かりました。閉経や加齢といった原因は避けて通れないことかもしれませんが、食生活や生活習慣などには今のうちから気をつけることができます。骨粗しょう症は“サイレント・ディジーズ(静かな病気)”ともいわれ、長年かかって静かに進行していく病気です。自覚した頃にはかなり進行していたということにもなりかねません。自分はどこも痛くないから大丈夫・・・と油断せず今のうちに対策していきましょう。


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女性なら誰もが憧れる「美肌」。美肌をキープしている女性は化粧品だけでなく食べ物や飲み物、睡眠など毎日の習慣にも気を配っています。美肌は健康的なライフスタイルから得られるもの。このブログでは美肌に役立つ情報を“スキンケア”“健康”“ダイエット”など様々な視点からまとめました。