美肌

コラーゲンを食べても効果がないって本当?

コラーゲンは食べても効果ないというのは本当?

アンチエイジングや美肌に必要な栄養素といわれて真っ先に思い浮かぶのが「コラーゲン」ではないでしょうか? 最近ではコラーゲン配合のサプリやドリンクなども多く販売されていてカラダの内側から美肌になることを意識する女性も増えています。ところがコラーゲンについては「口から摂取してもあまり効果がない」という説もあるそうです。せっかく食べても肌に効果がないなんてガッカリ・・・。本当にそうなのでしょうか? 今回はコラーゲンの真実を調べました。

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コラーゲンは食べるだけでは効果がないって本当?

コラーゲンって何?

コラーゲンはタンパク質のひとつ

美肌にいいイメージがあるコラーゲンはひとことでいうと「タンパク質」のひとつです。コラーゲンは人のカラダを構成するタンパク質の約30%を占めているといわれています。コラーゲンというと肌の弾力やうるおい成分のイメージが強いかもしれませんが皮膚以外にも骨や軟骨、血管など全身に存在しています。約40%が皮膚、10~20%は骨や軟骨、血管には7~8%、その他内臓や腱などに広く存在しています。人間の身体は約60兆個もの細胞から成り立っていてこれらの細胞は髪の毛、爪、血管、内臓など、それぞれは細胞同士がつながってできています。コラーゲンは細胞と細胞の間にあって細胞同士をくっつける重要な役割があります。
コラーゲンは食べるとタンパク質としてカラダを構成する
コラーゲンは一種類ではなく今のところ分かっているだけでも28種類存在しており、それぞれⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型・・・というふうにローマ数字で分類されています。しかも体内のコラーゲンは年齢と共に減少していくといわれています。そこで食事などから減少するコラーゲンを補うことが必要になるのです。

コラーゲンを多く含む食品

コラーゲンを多く含む食材というと「フカヒレ」というイメージが強いかもしれません。実際フカヒレには多くのコラーゲンが含まれていますが、高級食品ですから頻繁に食べることはできませんよね。もっと身近な食材にもコラーゲンは含まれています。見分ける一つの方法としては冷めたときにゼラチン状の煮こごりができるもの。さらに、コラーゲンには「動物性食品」と「海洋性食品」があります。

動物性食品

  • 牛スジ (4,980mg)
  • 鶏軟骨 (4,000mg)
  • 豚白モツ (3,080mg)
  • 鶏手羽元 (1,990mg)

海洋性食品

  • フカヒレ  (9,920mg)
  • うなぎの蒲焼 (5,530mg)
  • 鮭(皮あり) (2,410mg)
  • しらす干し (1,920mg)
  • サンマ(皮あり) (1,820mg)

やはり「フカヒレ」のコラーゲン量はダントツですね! 鶏肉は値段もお手ごろでどの部位でもコラーゲンの量が多く、そのうえ低カロリー。ダイエットをしている人や主婦にもおすすめです。また、魚は特に皮と身の間にコラーゲンがたくさん含まれています。

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コラーゲンが豊富に含まれるフカヒレ

コラーゲンは食べても効果がないといわれる理由

さてコラーゲンが多く含まれている食材が分かったところで本題です。これらコラーゲンたっぷりの食材を食べても効果がないというのは本当なのでしょうか? 気になるところです。なぜ効果がないといわれるのでしょうか?

コラーゲンはそのまま吸収されない

なぜコラーゲンは食べても意味がないといわれるのでしょうか? 先にコラーゲンとはタンパク質の一種だと説明しましたが、コラーゲンを多く含む食品を食べたからといってコラーゲンそのままの状態で吸収されるわけではありません。コラーゲンもお肉や魚などに多く含まれるたんぱく質もすべて体内でアミノ酸に分解され小腸で吸収されることになっています。こうして吸収された「アミノ酸」は再びコラーゲンとして構成されるとは限らず体内の様々な組織に必要な「タンパク質」の材料になるというわけなのです。つまり、コラーゲンを食べたからといってそれが体内で再びコラーゲンとして機能するとは限らないということです。

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コラーゲンは吸収されるとそのままコラーゲンになるわけではない

コラーゲンは分子が大きい

先に書いたようにフカヒレや軟骨、モツのような食材にはコラーゲンが多く含まれているのですがとても分子が大きくて体内で分解・吸収されるのに時間がかかるとされています。コラーゲンはタンパク質の一種ですが1本あたり約10万もの繊維状のタンパク質が3本集まって、螺旋状の鎖を構成しているといわれているのでタンパク質と比較すると分子量では約30万という大きさです。こんなに分子の大きさに差があるのですから分解・吸収されるのに時間がかかるのも納得です。体内では一日に200~300gのタンパク質が分解され再合成されるとされていますが、コラーゲンはわずか1~2gだそうです。

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コラーゲンの分子は非常に大きいため吸収されにくい

コラーゲンは本当に食べても効果がないのか?

ここまでで「やっぱりコラーゲンは食べても効果がないのか・・・」と思ったあなた、ガッカリしないでください。実は近年の研究は摂取したコラーゲンがすべてアミノ酸に分解されるのではなく、その一部は分子が非常に小さい「コラーゲンペプチド」となって腸で吸収されるということが分かってきました。こうして腸で吸収されたコラーゲンペプチドは血液中に流され、体内でコラーゲンの生成に役立つはたらきをすることが分かってきたのです。

研究結果によると、マウスにコラーゲンを加水分解して分子を小さくしたコラーゲン由来のペプチドを経口摂取させて皮膚に紫外線を照射しました。その結果コラーゲン由来ペプチドを摂取したマウスは摂取していないマウスと比較して皮膚機能の障害が抑制されたといわれています。

コラーゲンペプチドの効果

コラーゲンペプチドは分子量が小さく水に溶けやすくて体内に吸収されやすいという特徴があります。こうして吸収されたコラーゲンペプチドはそのまま新しくコラーゲンの合成に使われるわけではないようです。「それならあまり効果がないのでは?」と思うかもしれませんが、吸収されたコラーゲンペプチドは肌の真皮層にある“繊維芽細胞”と呼ばれるコラーゲンを作り出す細胞の増殖を促進するはたらきがあることが近年分かってきました。“線維芽細胞”が活発化になるとコラーゲンをはじめ肌のハリや弾力を保つうえで大切な成分であるエラスチンやヒアルロン酸なども作り出され美肌効果が得られるということになります。
コラーゲンをペプチド状にすると肌に効果が得られる

コラーゲンの効果的な摂り方

これまでの研究によればコラーゲンを摂取する目安として肌のためには1日約5000mg(5g)、骨や関節のためには1日約10,000mg(10g)程度が望ましいとされています。先に書いたように食事から摂る場合分子が大きいため消化・吸収が遅く、コラーゲンペプチドとして吸収される量がわずかしか見込めません。しかもコラーゲンは毎日摂取することで効果が得られるといわれています。食事から毎日必要量を摂取するのは難しそうですね。そんな人におすすめなのが「サプリメント」。消化・吸収されやすいようにあらかじめ低分子化された「コラーゲンペプチド」が配合されたサプリメントなら手軽に毎日継続して摂取できるので便利です。サプリメントには錠剤・粉末タイプだけでなくドリンクタイプになっているものがあります。
コラーゲンはサプリメントやドリンクで摂取できる

ビタミンCと一緒に摂る

コラーゲンだけを摂取するよりもコラーゲンの合成を助けたりうるおい効果を高めたりしてくれる成分を一緒に摂るのが理想です。コラーゲンを体の中で再合成するのにかかせないのが“ビタミンC”。たとえコラーゲンをたくさん摂取してもビタミンCがないと安定した完全なコラーゲンが作られないのです。ですからコラーゲンと一緒にビタミンCも併せて摂ることを忘れないようにしましょう。ビタミンCは熱に弱いので生の野菜や果物から摂ると効果的に摂取することができます。
コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ると効果的

即効性はない

女性に人気の“コラーゲン鍋”や“フカヒレ”などコラーゲンたっぷりの食事をとったら「翌日お肌がツヤツヤ・プルプルになった!」といった感想をよく耳にしませんか? 実はこれウソです。もちろんそんな気分になることを否定するわけではありませんが、コラーゲンは摂取したからといってそのまま肌に届くわけではないので翌日に肌がプルプルになることはないのです。これは低分子化されたコラーゲンペプチドのサプリでも同じです。いくらコラーゲンペプチドが吸収されやすいとしても即効性は期待できません。大切なイベント前に慌ててサプリを飲むよりも、日頃から継続的に摂り続けるようにしたいですね。

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コラーゲンには即効性がないので継続することが大切

毎日摂取してうるおい美肌に

今回は美肌に必要な成分コラーゲンは本当に口から摂取しても効果がないのか? コラーゲンの真実についてまとめました。「コラーゲンは食べても効果がない」といわれる理由は、食事から摂取するコラーゲンは分子が大きくなかなか吸収されないことにあったようです。さらにコラーゲンを食べたらそのままコラーゲンになる、というわけでもないのです。ただ近年の研究によるとコラーゲンを分解して分子を小さくした“コラーゲンペプチド”には真皮に存在してコラーゲンを合成する“線維芽細胞”を活発化してコラーゲンの合成を促進することが分かってきました。一度に大量に摂取したからコラーゲンがたくさん合成される、というわけではありません。コツコツと毎日摂取してうるおい美肌になれるといいですね!


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女性なら誰もが憧れる「美肌」。美肌をキープしている女性は化粧品だけでなく食べ物や飲み物、睡眠など毎日の習慣にも気を配っています。美肌は健康的なライフスタイルから得られるもの。このブログでは美肌に役立つ情報を“スキンケア”“健康”“ダイエット”など様々な視点からまとめました。